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森山 泰行のWebサッカー教室 第8回 キック編 トーキック・ヒールキック

相手の意表をついてパス

トーキック・ヒールキックは、いずれもコンパクトなキック動作からすばやくけり出すキックです。
インパクトはトゥ、ヒールともピンポイントですので飛距離は出しにくいのですが、ドリブルをしているときに相手の意表をついてパスを出せるため、いざというときに役に立つキックです。

まずは、トーキックの側面・正面・背面の連続写真と動画をごらんください。

(1)
ボールとの距離を測りながら、ボールの真後ろから助走を始める。
(2)
軸足はボールのやや後ろに踏み込み、つま先をける方向に向ける。けり足のつま先を曲げ、真後ろに引く。バックスイングすることを強く意識しなくてもよい。
(3)
けり足は、しっかりつま先を曲げたまま足首を固定し、ヒザから下のすばやい動きで振ってボールの中心をける。軸足のヒザは柔軟にし、両腕でバランスをとる。
(4)
けり足をインパクトの状態に保ったまま、自然に前方へ振り上げる。

インパクト後にけり足をやや内側に巻き込むように振り上げ、最後までフォロースルー後しっかりと振り抜きます。
そうすればボールの軌道は、けり足がまっすぐ振り抜いたように見えても、ボール自体はシュート回転してインフロントキックとは逆に曲がっていきます。


つぎに、ヒールキックの側面・正面・背面の連続写真、動画をごらんください。

(1)
助走は、ボールとの間合いを測りながら、距離を詰めていく。
(2)
軸足のヒザを曲げて軸足のかかとがボールの真横にくるように踏み込み、けり足をテイクバックする。
(3)
テイクバックしたけり足のヒザを深く曲げて太ももを上げ、前方へ振りながらボールの外側から追い越しまたぐ。
(4)
ボールをまたいで前方へけり足をいったん小さく振り、ヒザ支点にして後方へ振り始める。軸足のヒザは柔軟にしておくこと。
(5)
けり足を後方へ振り下ろし、かかとをボールの中心に当てる。かかとで後ろに押し出す感じで。
(6)
ボールが転がった方向を確認しながら、最後まで体のバランスを保ちながら次のプレーにすぐ移れるように備える。

相手の意表をつくトリッキーなキックですが、逆にこのキックを使うには、パスを出す味方との距離や方向、また相手がどこにいるかなど、まわりの状況をしっかりと把握し、成功する確率が高い場面でないと試みるべきではありません。
実戦で使う場合、前傾を保って走りながらスピードを落とさずにボールをまたぎます。その際軸足はボールよりずっと後ろになり、けり足が着地した直前にヒールでボールをとらえます。


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