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ヒマラヤ Webサッカー教室

森山 泰行のWebサッカー教室 第2回 トラップ編 インサイドトラップ1

先回までキック編を進めてきましたが、今週よりトラップ編をスタートいたします。
トラップそのものの意味は「罠をかける」ということですが、サッカーで言うトラップとは、どんな速いスピードのボールでも罠にかかった獲物のように、その場でボールの勢いを殺し、コントロールする技術のことです。
キックの重要性は、そのときの状況に応じて正確なボールをけり出せるように使い分けることでしたね。その精度を左右するのは、解説してきたキックの様々な技術ですが、じつはトラップの精度で決まるといっても過言ではありません。
というのは、パスを受けたとき、ボールをけりやすい場所にコントロールしなければ、無理な形でボールをけることになり、バランスが崩れて当然正しいキックが行えないからです。
世界の一流選手たちは、ただ足元にボールをコントロールすればよいと考えてプレイしている選手はいません。全身をリラックスさせて、腕、手は除いたどの身体のどの部位でもボールの勢いをまるでゼロにしているかのように使い、自在にコントロールして絶妙なパス回しを可能にしています。

トラップのポイントは以下の3つです。
1.トラップの重要性
トラップの理想は、ワンタッチでボールの勢いを殺してコントロールし、次のプレーに移れることです。トラップの重要性は、自分のところへ来たボールをコントロールできないと、次のプレーも確実にできなくなってしまうからです。
2.コントロール
ボールを落とす位置は、自分の周囲の状況によって違ってきます。例えば、前方に空きスペースがあれば、足元よりもそのスペースに落として次のプレーをしたほうがよい場合もあります。
どんな場合でも自分がすぐボールに触れるところへ落とすことが基本です。
3.プレッシャー
試合では、相手のプレッシャーがかかっている状況の中でも思い通りにコントロールしなければなりません。
そのためには、身体のどの部分でもトラップできるテクニックを身につける必要があります。両足はもちろん、頭、胸など、あらゆる部位でトラップできるようにしましょう。

全身でバランスを保とう

飛んできたボールを、キックと同じように足の内側に当てて止めるトラップです。
試合中もっとも多く使われますので、ビギナーが最初にマスターしたいトラップです。
ボールをとらえる面が大きいため勢いを吸収しやすく、トラップの基本となります。
グラウンダーのボールはもちろん、腰から下の浮き球にも対処できるため、壁パスのときなどの使用頻度も高いです。

まずは、横と正面からみた連続写真と動画をごらんください。

今回はこの2つの連続写真から体の動き、バランスのとり方などを解説しましょう。

(1)
ボールが来る前から、軸足のヒザを柔軟にして、トラップする足の足首を曲げてしっかり固定する。
(2)
ボールをよく見て、自分の足元へボールを迎え入れるように呼び込み、トラップする足を前方へ出す。
(3)
軸足のヒザを曲げて体のバランスを保ち、ボールが当たる瞬間、トラップする足のヒザの力を抜き、足を引いてボールの勢いを殺す。体の正面でトラップすること。
(4)
トラップしたら、すぐ次のプレーに移れるように体勢を保つ。
(5)
相手の位置を確認して、ドリブルするかキックするかを決める。

それでは、もうすこし細かくチェックしてみましょう。

まずは、上体の向きとバランスです。

A 周囲の状況を見ながらパスを待ち、ボールをよく見てトラップ。
トラップ直後はすぐにルックアップ。

B 体のバランスを保つには、軸足のヒザを柔軟にする

C ディフェンダーのプレッシャーがないときは、軸足の遠めでトラップすれば、次のキックにすばやく移れる。


インサイドトラップで重要なのは、体のバランスです。
ボールに対してトラップする足を90度開くため、不自然な動作になり、バランスを崩しやすくなります。
軸足のヒザを柔軟にして、全身でバランスを保つよう心掛けましょう。

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