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森山 泰行のWebサッカー教室 第13回 トラップ編 インサイドトラップ2

全身でバランスを保とう

世界の一流選手のトラップ技術を見ていると、ボールがまるで生き物のように受けた足にくっついているように見えますね。
これは、たとえ強いパスを受けても柔らかいクッションを用意しているかのようにボールを受け、その後の動作がスムーズに移行してムダがないからです。

先回に引き続いて、インサイドトラップの細かい動きについて解説していきましょう。

(1)強いパスには足の引きを早くする
弱いボールであれば、インサイドのカベにぶつけるだけでボールを止めることはできますが、強いボールはその方法で止めようとすれば、大きく弾いてしまうことになります。
強いボールに対しては、写真のように、インサイドをすばやく引く動作の中でボールを迎え入れるようにするとよいでしょう。
そのためには、軸足に十分体重が乗っていないとうまくいきません。
すばやくボールのコースに入り、余裕をもって待ちうけ、軸足に体重をしっかり乗せて、トラップする足を引くことが大切です。
(2)正確なタイミングで足を引く
ボールをうまく止められない原因は、ボールを受けるときにタイミングよく足を引いていないからです。
上記(1)のように、せっかく強いパスに対応して足を早く引いても、タイミングが悪くボールが足に当たってから引くと、クツションを作ったことにならず、大きく弾いてしまう原因となります。硬式野球でもボールを受けるときに、グラブをすばやく引きながらキャッチすれば、ボールを弾かずに確実に受けられますね。トラップもまったくいっしょのことが言えます。
(3)次のプレーとの関連でトラップする
たとえばトラップして、ドリブルやパス、シュートを行うといった一連の動作を速くするためには、次のプレーを行いやすい位置にボールを止められるかどうかが重要です。
試合のなかでインサイドトラップを使うときには、ボールを止めながら、自分がプレーしたい方向へ流す場合もあります。どの位置にトラップしたボールをコントロールできるかが、次のプレーをすばやくスムースに行うためのカギとなります。
そして、もっとも大事なことは、トラップ前に次のプレーのイメージ(パス?ドリブル?シュート?)を持っていることです。
プレー・イメージを持っていないと、ディフェンダーを翻弄するスピーディなプレーを生み出すことはできませんし、当然次のプレーが遅れてしまいます。
(4)受ける足の高さを微妙に調整する
インサイドトラップは、グラウンダーのボールはもちろん、腰から下の浮き球にも対応できますが、インサイドで正確に受けるには、しっかり軸足で体重を支え、トラップする足の位置を、ものの上げ下げによって、微妙に調整する必要があります。
さもないと、後ろに逃したり、あらぬ方向にボールを流してしまう結果となります。
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