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森山 泰行のWebサッカー教室 第19回ドリブル編 インサイドドリブル

プレーヤーにとって絶対に欠かせない技術がドリブルです。しかし、パスまわしが重視される現代サッカーにおいて、ドリブルは「チームにとって」「今この場面で」「最も有効な攻撃手段」である場合についてのみ試みる技術だととらえられています。簡単に言えば、なぜいまドリブルするのかという明白な目的、決定的な理由がなければ行うべきではないということです。不必要な場面でのドリブルは、相手にボールを奪うチャンスを与えるだけで、味方にとってリスクが大きいからです。ですので、ドリブルはパスワークで相手の守備を崩せないときなどチームの困難な状況を打破するひとつの武器として生かしましょう。

ドリブルのポイントは以下の3つです。

1.両足でコントロール
ドリブルは、スピードよりもコントロールが重視されます。そのためにも両足でボールを扱う練習を積むことが大切です。片足だけのドリブルは、相手にボールを奪われやすいからです。特に狭いスペースで自分が思うようにボールをコントロールするには、両足でボールを扱うことが必須条件となります。
2.ルックアップ
ドリブル時には必ずルックアップしながら行う必要があります。頭を下げてボールを確認しながらのドリブルは、周りの状況を確認できないので、相手にボールを奪うチャンスを与えてしまうからです。ボールの2~3メートル先を見るようにすれば足元も視野に入り、相手の動きもとらえられます。
3.使う場面
ドリブルは、ここで試みればチャンスを広げられる! という場面で使うことが重要です。相手側のフィールドで味方の人数があいてよりも多いときなどはドリブルチャンスの場面が多い。とくに相手のゴール前やペナルティエリア内では、ファールをもらえばペナルティキックとなり、得点の大きなチャンスとなります。

スピードよりコントロール重視

インサイドドリブルは、足の内側、インサイドにボールを当てながら運ぶ技術です。 左足でボールにタッチして右に進むなど、方向転換がしやすく、ゲーム中ひんぱんに使われます。自分の足元にボールをキープしやすい反面、スピードを出しにくく、相手に前からマークにつかれたときの切り返しが難しい欠点があります。スピードよりもコントロールを重視したドリブルです。

まずは、インサイドドリブルの連続写真と動画をごらんください。

今回はこの2つの連続写真から体の動き、バランスのとり方などを解説しましょう。

(1)
両ヒザに柔軟性を持たせ、上体をやや前に傾け前傾姿勢を保つ。
ボールを見て、しっかりとボールタッチできるタイミングをはかること。
(2)
インサイドでボールの中心より下を、自分の身体からボールが離れないように、
一定のリズムでタッチする。
(3)
インサイドドリブルを続けるときは、ボールタッチした足のつま先を斜めに向けて
着地するほうが次にタッチしやすい。
(4)
ボールは常に身体の正面にコントロールすること。
実戦を想定して、ドリブルしながら周りをみる練習もしよう。

常に身体の正面にボールがくるようにコントロールする
A:
両ヒザを柔軟に保つ
B:
ボールの中心よりやや下の部分を押し出すようにタッチ

ボールばかりを見ていると、試合の状況がつかめず、また身体のバランスが悪くなって、次のプレーをすばやく行うことが難しくなります。あくまでもボールを見るのは、タッチする瞬間にとどめ、常にルックアップするように心がけましょう。

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