「近年、海外でプレーする日本人サッカー選手が増え、優れた選手が日本にもいることが認められつつあります。」
日本の サッカーがプロ化されてから、やっとこんな言葉があたり前の様に話せる時代(とき)がきました。男子では、オリンピック 代表がロンドン五輪で活躍したり、若い選手たちがヨーロッパで活躍するようになりました。また女子では、なでしこジャパ ンのワールドカップ制覇やその下の世代“ヤングなでしこ(U20)”、更に下の世代“リトルなでしこ(U17)”でのポテンシャ ルの高さが評価されたのだと思います。
これもサッカー協会を中心にした若年層からの指導強化体制の確立や地道な育成が与えたものでしょう。
一方、指導者に目を向けると、なでしこジャパンの監督が年間最優秀監督に選ばれはしましたが、まだまだ海外のチーム を率いる監督などは生まれていない状況の中、今後、日本サッカーが目指していくものは優れた指導者の育成であり、また 海外での指導者の活躍ではないでしょうか? そこで今回、この“ヒマラヤWebサッカー教室”で私が伝えたいことは、もう一度基本をきちんと見直し、正しい技術を指導 者や選手が覚えること。そして、試合などで生かせる技術を身につけ、日本サッカーのレベルアップを行うことなのです。
スポーツクリエーター 森山 泰行
(日本サッカー協会公認S級ライセンス保持)