インステップキックは、キックのなかでも最も遠くへ速く飛ばせるキックです。
足の甲でボールの中心をとらえ、体の動きに無理のない自然な蹴り方ができるため最も強いパワーとスピートを発揮できます。中・長距離のパスや強烈なシュート、ディフェンスのときに大きくクリアしたい状況などで使います。
インステップキックの連続写真をごらんください。
それでは、もうすこし細かくチェックしてみましょう。
まずは、蹴り足の動きとバランスです。
A インステップキックの場合蹴り足の運動量が大きいため、全体、特に上体のバランスをとるために反対側の腕を大きく広げることが重要となります。
その際上体は地面に対して垂直を保ちます。
B 軸足のつま先を必ずボールを蹴る方向に向け、蹴り足をまっすぐスイングすることがボールコントロールには大切です。
C 土台を固定する杭の役割をする軸足の安定のためには軸足はかかとからしっかりとグランドに踏み込みます。
このとき、ヒザを十分に曲げることによりいちばん安定します。
が必要となります。
さらに強い弾道のシュートを打つためには、軸足をボールから離して蹴り足を斜めから大きく円弧を描いてキックすれば、スイングスピードも上げられます。
インパクトの位置は、足首をまっすぐ伸ばし、足首に近い甲の中心でボールの中心をとらえます。
このとき、足首をしっかり固定しておかないと、インパクトの衝撃で甲の位置が変わり、とんでもない方向に飛ぶので注意しましょう。
また、つま先に近いところでインパクトすると、強いインパクトにならなかったり足を痛める原因となります。