ボールが飛んでくる正面に立って、ボールを受けるヘディング。顔から胸のあたりに来たボールに対応する。ゴール前でのシュートや、浮き球のクリアなどの用途は多く、額の中心でボールを捕らえる方法が基本だが、ボールの方向を変えたい時はこめかみ部分にボールを当てるようにする。
スタンディングヘッドで大切なことは、しっかりと体のバランスを保ち、ボールが額に当たった時の衝撃に負けないように首をしっかり固定し、体全体の力をボールに伝えること。ヘディング後も体の力を抜かないことで、より正確なボールコントロールができる。
①ためをつくって正面に返す
(1)ボールをよく見て、ボールのくる方向に体の正面を向ける。
※ボールの落下点で体勢を整える。
両腕でバランスをとり上体をそらせる。
※ボールを強く正しくコントロールする為には、両足でしっかり地面を踏ん張ることが大切。
(2)首をしっかり固定して額でボールを捕らえる。このときボールから目を離さないことが大切。
※ボールの勢いに負けないようにうまく両腕を使用する。
(3)インパクト後はボールの方向を確認し次に備えよう。
②サイドからのボールをシュート
(1)ボールをしっかり見る。
(2)シュートする逆側に上体を反らす。
(肩を中に入れるイメージ)
(3)インパクト時は腹筋に力を入れる。
(1)ボールを見ながら上体を後ろに反らす。
(2)インパクト時は腹筋に力を入れる。
(3)ボールを押し出すように体を伸ばす。