まずは、分解写真をみてください。
これから、それぞれのポイントで解説をしていきますが、これらが連動してこそスピードがある力強い球が投げられるわけです。プロのピッチャーでさえ、投げたあと本当にしっくりきた球は10球中せいぜい4~5球くらいではないでしょうか。もちろん「抜け球」だからといって必ず打たれるわけでもありません。無理なく無駄なくしかもあるポイントだけに力を最大限に発揮するフォームをマスターすること、毎日の地道な反復練習しか近道はありません。




踏み出した足は投げる方向にまっすぐにかかとから踏み下ろします。
これも、ピッチャーによってさまざまです。私も現役時代正面から見て左寄りの内側に踏み下ろしていた時期がありますが、これだと腰に負担がかかり試合後半下半身がバテてきました。
ポイントは2つです。
1.左足はホームベースに向かってまっすぐに踏み出す
スピードがある球をコントロールよく投げる簡単な方法はこれです。
2.着地はつま先ではなくかかとから
実はウォーキングもランニングも、かかとから着地しています。
それによってウェイトの移動はスムーズになります。

踏み出しの歩数はピッチャーによって違いますが、いちばんしっくりくるスタンスをあらかじめ設定しておいて、いつでもその歩数以上にならないように気をつけます。
私の場合現役全盛期は6足半、引退する直前で6足の歩数幅でしたので常にその歩数をキープして、それ以上にならないようにしていました。
この歩数、じつはバッティングのスタンス幅も同じことが言えます。テイクバックでの軸足体重から体重移動する際のスタンス幅は選手それぞれが一定の幅をもっています。有名な話としてあの一本足打法の王選手(現福岡ソフトバンクホークス監督)は和室でスイングの練習をすると、たたみの幅、つまり90cmの踏み出し幅で左右の足のたたみがはげていたそうです。

後ろ足はプレートにくっつけて、投げる方向に対して直角に置くこと、この軸足がずれないためにプレートがあるわけです。プレートはバッターボックスに対して垂直に向いているわけですので、当然軸足はどっしりと投げる方向に対し直角に置けるのです。
これはマウンド上のピッチャーに限ったことではありません。内野手も同様です。内野ゴロをキャッチしたときに、ファーストベースに対して軸足は垂直になるようにステップを練習しましょう。
ささいなことですが、キャッチボールの段階でこの軸足の位置、ステップを意識して繰り返し練習しましょう。
左足で着地した瞬間に右足でプレートをキックするという方法もありますが、私の場合は、プレートは平行に置いた後ろ足がずれないための押さえとして機能していただけで、特に強くキックしたことはありませんでした。









