浮いたボールを直接足の甲でとらえるのがこのインステップボレーキックです。
正しいフォームで正確にボールをインパクトできれば、バワー、飛距離ともに威力のあるボールを蹴り出せるので、中・長距離のパスやシュートに使われることが多いです。
ボールを蹴るときに激しい衝撃を受けるので、ボールの勢いに負けないようにしっかりと足首を固定することが重要になります。
インステップボレーキックの連続写真をごらんください。
それでは、もうすこし細かくチェックしてみましょう。
インサイドボレーキック同様軸足のヒザをしっかり曲げてふらつかないように、また両腕を上げてバランスをとりましょう。
実戦では、このタイミングのとり方が何よりも難しいですね。
私もゴール前で何回もインステップボレーキックでゴールを狙い、Jリーグ時代「ペナルティエリア内の虎」と呼ばれていました。
味方のパスに瞬時に反応して、理想的な位置に軸足を置くためには、ボールを待ち受けるときに瞬間的なフットワークを働かせることができるように、常にリラックスした体勢が必要となります。
体の横でボールをとらえるときは、体を斜めに傾け、腰から回転させるように蹴り足を振り出していきます。
蹴り足の足元でインパクトのタイミングをとろうとすると、ミスキックになりやすいので注意しましょう。